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喫茶店「談話室滝沢」が閉店・・・

新宿、池袋、御茶ノ水駅前に計4店舗を構える「談話室滝沢」が今年の3月末日をもって閉店するらしい。

滝沢のモットーは、
「清楚で落ち着いた雰囲気を大切にして、広々としたくつろぎのスペースに楽しい語らいの場を提供して参りたいと考えています。ご会合、ご商談、お見合い、憩いの場としてご利用下さいませ。」というものであり、その看板に偽りはなかった。

談話室滝沢の内装は、その名に示された通り「滝」と「沢」をイメージしたもので、店内の小川や滝から流れる水の音がBGMの代わりになっていた。
勉強したり、読書するには最高の場所で、しかも、他の喫茶店とは違い、長くいても店員に嫌がられないので、司法試験受験生時代に勉強する場所としてよく利用していた。
予備校の自習室や大学の図書館とは違う雰囲気は、気分転換に最高だった。
毎週土曜日には「滝沢ゼミ」と称して新宿西口の滝沢で勉強会を行い、さんざん議論をした。
論文試験の途中には、試験が終わると毎日滝沢に通って翌日の科目の見直しをした。
勉強に疲れると「サライ」を読んで息抜きをした。

ある意味で思い出の場所だった。

飲物と軽食、そして ”談話のための場所”を提供する摩訶不思議な空間が消えてしまうのは、本当に残念だ。

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「身柄を拘束」?!

被害者の携帯所持の男拘束 福岡市の女性会社員殺害

 福岡市博多区の公園で1月、会社員福島啓子さん(23)の他殺体が見つかった事件で、博多署捜査本部は8日、福島さんの携帯電話を所持していた男の身柄を福岡県内で拘束した。捜査本部は携帯電話の入手先を追及、事件との関連について事情を聴いている。
 捜査本部の調べで、福島さんの携帯電話が事件後も、主に夜間から早朝にかけて頻繁に使用されていたことが判明。出会い系サイトなどへの接続にも利用されていたという。
 捜査本部は犯人が所持している可能性があるとみて携帯電話の発信状況を調査。電波を中継する基地局が福岡県東部の一部に集中しており、周辺で不審な人物の職務質問をするなどしていた。 (共同通信)


「逮捕」でも「勾留」でもない、「身柄を拘束」って・・・・。
一体何が法的根拠なのでしょうか?職務質問の一環なんでしょうか?

警察官職務執行法2条3項は明確に「前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。 」と定めており、新聞報道が真実であるとすれば、大変な人権問題なのですが、共同通信社はそのことに気がついていないのでしょうか?

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