<男女共同参画>基本計画改定で「基本的な考え方」答申
政府の男女共同参画会議は25日、00年度に策定した男女共同参画基本計画の改定に向けた「基本的な考え方」をまとめ、小泉純一郎首相に答申した。答申は、女性への暴力を助長する恐れのあるわいせつな雑誌やコンピューターソフトなどに対する厳正な取り締まりと業界の自主規制の促進、などを新たに盛り込んだ。
(毎日新聞)
そもそも、ポルノグラフィーと女性への暴力との間に統計的な因果関係は存在しない以上、男女共同参画会議がこのような方針をどうどうと打ち出すことは、国レベルでの「魔女狩り」であるとしかいいようがありません。
「助長」は極めて抽象的な表現です。「恐れ」はさらに曖昧模糊とした主観的な要件です。国家権力による恣意的な取締りを抑制するものは何もありません。
目的が正当であるということと、目的のための手段が正当であるかどうかは全く別の問題です。
「子ども」、「女性」などのような「弱者」を守るという口実で表現を規制しようとする流れに抗するためにどうすればよいのかを真剣に考えるべきときが来ていると思います。
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Comments
山口貴士様、始めまして鳩也です。
2chのスレッドの方で今回の男女参画関連において
電話取材を申し込んだ人の報告を私のほうのBlogで転載したのですが
重要な資料になりうると考えトラックバックさせていただきました。
Posted by: 鳩也 | July 27, 2005 11:14 AM