【参院選】民主60の圧勝=自民37、非改選含め過去最低-比例最後は公明・参院選議席確定【自民党惨敗】
民主60の圧勝=自民37、非改選含め過去最低-比例最後は公明・参院選議席確定
第21回参院選は30日朝、比例代表の残り1議席を公明党が獲得し、改選121議席がすべて確定した。自民党は37議席しか得られず、過去最低だった1989年の36議席に次ぐ大敗を喫した。非改選と合わせても83議席と保守合同で臨んだ56年の参院選以降、最低となった。これに対し、民主党は選挙区、比例ともに自民党を引き離し、結党以来最高の60議席を獲得。参院第1党の座を自民党から奪った。
公明党は選挙区で2勝3敗と惨敗、比例も7議席と伸び悩み、過去最低だった98年と同じ9議席だった。共産党は比例のみ3議席、社民党も同2議席で、いずれも退潮傾向に歯止めを掛けられなかった。国民新党は選挙区、比例で各1議席。比例候補のみ擁立した新党日本は1議席を獲得し、田中康夫代表が初当選した。
自民党が第1党から滑り落ちたのは初めて。選挙区では、これまで同党の「金城湯池」とされてきた改選数1の1人区で6勝23敗と大きく負け越したことが響いた。さらに、2人擁立した千葉と東京でも各1議席しか獲得できず、民主党が東京など5選挙区でそれぞれ2人を当選させたことと併せ、無党派層の多い大都市部での自民党の後退を印象付けた。
比例は、民主党が約2325万票を得て20議席を獲得。約1654万票で14議席にとどまった自民党に、671万票の大差を付けた。最多得票は公明党の山本香苗氏で、102万票超だった。(了)
時事通信 2007/07/30-10:52
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オタクというマイノリティーにとって、参議院選挙は、良い結果でした。
市民全体という観点から見ても、国民投票法案だ、教育基本法改定だ、少年法改定だ、刑事手続きへの被害者参加だ、共謀罪だと今まで、市民の自由を守るために機能してきたインフラを次々と数の力で押し通して来た、小泉=安倍自民党の横暴を食い止めたことの成果は大きいと思います。
民主党自体、必ずしも、オタクの味方という訳ではないのですが、特に、児童ポルノ法の改正問題のときに尽力して頂いた議員さんたちが何人かいます。自民党よりも遥かにマシです。
何より、自民党=公明党の与党ラインが多数決の勢いで、理性的な議論をすっとばしにして、オタク趣味の領域を蹂躙するということが難しくなったということは、非常に大きなプラスですし、また、川田龍平氏、田中康夫氏と言った表現の自由の問題について理解と見識のある無所属の議員が誕生したことも大いに喜ばしいことです。表現規制の問題のような、ニッチの問題について尽力して頂いた社民党が議席を減らしたのは残念でしたが。
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