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<ライブドア>宮内被告に減刑のうえ2審も実刑 東京高裁

<ライブドア>宮内被告に減刑のうえ2審も実刑 東京高裁

9月12日11時19分配信 毎日新聞

 ライブドアの粉飾決算事件で証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)に問われた元財務担当取締役、宮内亮治被告(41)に対し、東京高裁は12日、懲役1年8月とした1審判決を破棄し、改めて懲役1年2月を言い渡した。中川武隆裁判長は「民事訴訟の解決や損害賠償に向け相当の努力をしている」として1審より減刑したものの、「執行猶予は相当でない」と実刑を維持した。

 控訴審で弁護側は「捜査に全面的に協力し、民事訴訟の和解も進んでいる。同種事件に比べ実刑は不当に重い」と執行猶予を求めていた。判決は「グループを統括、指揮していた元社長の堀江貴文被告が中心だったとしても、宮内被告は犯行の要をなす重要で主導的な立場にあり、刑事責任は軽くない」と退けた。

 そのうえで「計画的に一般投資家を欺き、ライブドアの株価上昇と時価総額の拡大を追求した動機に酌量の余地はない。非常に多数の投資者に損失を被らせ、証券市場や社会に与えた影響は非常に重大だ」と非難した。

 一方で、1審判決後に株主ら約400人と民事訴訟で和解し、約6000万円を支払ったことなどを減刑理由に挙げた。

 宮内被告と共謀したとされる堀江元社長は1、2審ともに懲役2年6月の実刑判決を受け、上告している。【伊藤一郎】

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○被害者に対し財産状況を全て開示した上で、全財産を支払ったとか、
○自己破産した

という事情でもあれば、執行猶予がついても、まあ、しょうがないかなあ、という気もします。

が、宮内被告の場合、示談交渉の態度も誠実なものではなかったし、全体被害の極々一部を支払って体面を取り繕って、財産を残して、娑婆でのうのうとしていようというのは、余りにも厚かましい。

一部とは言え被害弁償をしている以上、減刑は、刑事政策的にはやむを得ない結論でしょうが、実刑で当然。

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Comments

いつもお疲れ様です。
昨日の民事を途中まで傍聴しましたが、
第三者の俺でさえ、
宮内の代理人の弁護士の発言には
とっても腹が立ちました。

Posted by: Name | September 19, 2008 05:00 PM

南弁護士が宮内は心の問題にさいなまれているといっていた。
宮内が全額弁償すれば執行猶予がつくかも、そうすれば堀江も驚くかも、どちらにしても宮内はあせっている。態度を改めなければ連絡会が最高裁に意見書をもっていくから執行猶予はないんだよね
南さん

Posted by: depeche | September 21, 2008 06:09 PM

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