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京都精華大学国際マンガ研究センター 学術シンポジウム 「マンガ表現規制問題の根源を問う」

京都精華大学国際マンガ研究センター 学術シンポジウム 「マンガ表現規制問題の根源を問う」

 本年2月、東京都議会に提出された「青少年健全育成条例改正案」を契機に、マンガ表現に対する法的規制の是非をめぐり、ひろく議論が沸き起こりました。当センターにおいても、5月23日に学術シンポジウムを開催し、マンガ研究や人文学、美術史学やジェンダー研究などの視点からマンガと社会の関わりについて論じています。

 この問題は、これまでも繰り返し論じられてきた、古くて新しい問題です。マンガが生活の隅々にまで浸透し、読者の心のデリケートな部分にまで働きかける、日本の社会ならではの問題と言えるでしょう。この問題を考えることは、日本社会の姿を問い直すことにもなりますし、ひいては、行政や法律が何のために存在するのか、という近代国家の仕組みにまで議論が広がっていくことにもなります。

 今回のシンポジウムでは、東京都条例改正案をめぐっての議論で中心的役割を果たした、弁護士の山口貴士氏をお迎えし、当センター研究顧問を務める評論家の呉智英氏とともに、マンガ表現規制問題の根源を探ります。この問題が日本社会のどういった軋みから生まれてくるものなのか、呉氏には文化論・文明論の見地から、山口氏には法律論の立場から論じていただきます。それをふまえ、ご参加の皆さんも交えての討論を行う予定です。

日時 2010年9月20日(月・祝) 午後2時~5時

会場 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール

料金 無料

※ミュージアムへの入場料は別途必要です
定員 200名
申込方法 事前申込不要、先着順

出演者(五十音順)

呉智英氏(評論家・当センター研究顧問)

山口貴士氏(弁護士)

司会 吉村和真氏

 (京都精華大学マンガ学部准教授・国際マンガ研究センター研究統括室長)

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Comments

性描写漫画販売規制案、議会への再提出見送りへ 東京都
http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY201009070524.html
とりあえず今回は一安心のようです。しかし、伊藤都議に継ぐ総務委員がいい人なら良いのですが…

Posted by: シンタロウ | September 08, 2010 at 04:21 AM

先日は反対署名を郵送にて送ったものです。こんなところに、こんなことを書いては失礼だとは分かりつつも、どうしても気になることがあるので書いてしまいました。
8月13日付け都の公報(都のHPからもみられます)に以下内容があったのですが、こういうことは以前にもあったのでしょうか?

『東京都青少年健全育成に関する条例』8条1項により、青少年の健全育成を阻害するものとして、指定されたそうです。

REAL LOVE Vol1  (株)メディアックス
Daito Comics   マザーフィールド (有)ユース社
BAMBOO COMICS  NAMAIKISEREKUTO  (株)竹書房

Posted by: spring wind | September 13, 2010 at 09:18 AM

漫画条例修正、再提出へ
都「非実在青少年」の文言削除
 子どものキャラクターによる露骨な性行為を描写した漫画やアニメの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案について、東京都は15日、文言を修正の上、今月末開会予定の都議会に再提出する方針を固めた。

 これまで反対していた民主党も修正内容に同意するとみられ、条例改正の公算が大きくなった。

 今年3月に提出され、6月に否決された改正案は、漫画などの登場人物で「18歳未満として表現されていると認識される」ものを「非実在青少年」と定義。それに対する強姦(ごうかん)など反社会的な性描写の作品を「不健全図書」に指定し、子どもへの販売や閲覧を制限する内容だった。

 再提出案では、定義があいまいで過度な規制につながる恐れがあると指摘された「非実在青少年」との文言を削除、「18歳未満」とした、規制対象のキャラクターについても具体的な言及を避けた。
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20101116-OYT8T00246.htm?from=navlk

ついに民主党も規制に同意しました。
文言を『非実在青少年』から『18歳未満』にしても、さして規制の効果として変わらないと思いますが・・・

一体、どんな議論があったのか詳しく知りませんが、この条文で、あえて言及する形で『小説』が規制から除外されていたり
規制の精神からは、外れた単なる表現手法差別に対する言及はあったのでしょうか?
これは取りも直さず、石原都知事の著作に、この規制案にある『未成年の反社会的な性描写』に該当する表現がある事から
これを除外する為と思われますが、この点はスルーされるのでしょうか?
都側の「小説は大人の読み物で、漫画は子どもの読み物です」なんて言う小説規制除外の言い訳を受け入れたのでしょうか?
規制が『漫画とアニメ』って、ドラマで成人が未成年役を演じて性行為する作品は該当しないですよね?
これもどうなっているんでしょうか・・・

それから有害図書に3回連続で指定されると事実上の廃刊にされる流通規定とのコラボによる出版規制問題です。
すでに『成年マーク』の付いている作品、雑誌を、あえて有害指定する意味です。
これは出版規制ですよ。

疑問は尽きませんが、規制後の話をします。
雑誌の欄外やドラマの後に

「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません」

と言う文言がありますが、これは、作中で「これは事実」とされている事でも、この文言が打ち消している訳です。
つまり、この文言は作品世界を規定する設定より上位概念と言う事になります。

それで、雑誌の欄外に次のような文言を挿入した場合はどうなるのでしょうか?

「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。作中の設定に関わらず、登場人物は全て18歳以上の年齢です」

と。
作中概念(設定)より上位概念で否定しているのですから、作中で未成年でも、この文言で成年になってしまうと思うのですが
規制派は「ならない」と言うのでしょうか?
それならそれで、その理由を問いただして頂きたいです。

規制派の「漫画なんだから気軽に規制してやれ」と言わんばかり(言ってるも同然)の態度と
石原都知事の様な「同じ事を表現しても小説なら良いんだよ!」姿勢を常々疑問に思っている為に
長々と書き込んでしましました。 すみません。
この疑問に答えて下さるのは山口さんだけしか思い浮かばなくて。

Posted by: 木内 | November 16, 2010 at 06:01 PM

>木内さん
とうとう来ましたね。ただ、まだ条文の内容すら公開してないこの段階で
「自公民以外の党も納得し通過の見通し」
などと書かれている点に関しては何とも疑わしいものはあると思いますよ

非実在青少年について書かれたもの以外についても
「非社会的と思しき記述さえあれば実質発禁に追い込める」
という最大の問題点の一つが解消されてなければ何の意味も
ありはしませんからね

Posted by: とくめい | November 16, 2010 at 07:26 PM

山口様

突然失礼します。遠藤と申します。

東京都青少年健全育成条例改正案反対署名についてのページを拝見し、メールを差し上げました。
現在もこの署名は有効でしょうか。

危機感でいてもたってもいられないのです。

6月に否決、9月には先送りされたことまでは存じておりましたが、再び提出されるということはつい1週間前ほどに知ったばかりです。

今からでも行動を起こしたいのです。

どうか教えていただけませんでしょうか。

遠藤美穂

Posted by: 遠藤 | November 18, 2010 at 10:15 AM

流れを切るに加えて少々カテゴリー違いの話になるかと思いましたが、プロ市民に弱い行政が絡んでいるのでこちらに失礼します。

東北最大の商業都市を抱える宮城県で、性犯罪・DV対策本部を立ち上げるとの報道がありました。(河北新報)

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101118t13026.htm

これに日本ユニセフ協会や警察関係者、規制派弁護士など、表現規制で利権や名声を得ることができる立場の人間が介入して、漫画やアニメ・同人誌即売会なども規制してくることも考えられます。

(他の県はどこまでかわかりませんが、私の地元←宮城の隣県です。は日本ユニセフ協会が今だに堂々と大使が講演会していたり、イベントを繰り広げており、善意の募金を有効利用されない分まで取っている状況です。日本が児童ポルノ大国という嘘をついたまま。性犯罪率や児童ポルノサイト率は規制強化したアメリカやカナダがトップ2状態なのに)

地方の報道ですが、多くの方に注視して欲しいと思いまして書きました。特に、遠藤様の話を切る形で大変失礼致しました。


また、重ね重ね流れ無視の失礼ながらこちら2件のニュースもリンクします。意図的なのかYahoo!ニュースのトップにようですので。


「過激なポーズの水着写真は児童虐待記録」児童ポルノ規制答申案(産経新聞)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/dompolicy/464357/

府児童ポルノ条例、ネット規制見送り 上京で検討会議(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101117000151

ただ、上記に関しては定義があいまいな条項を削除する動きがあったり、子供側の意見を取り入れるという話があったり、ネット規制は現状通りで被害者の子どもの保護やケアを中心としたりとまだ真っ当な意見もありますので、私たち市民、特に当事者である18歳以下の意見をどんどん発信していくことが大切だと思いました。

(もちろん、反対派の行動を沈静化させるためのミスリード記事の可能性も否定できませんが)


長々と失礼致しました。

Posted by: タケ | November 19, 2010 at 12:45 PM

 修正案では、批判が相次いだ「非実在青少年」という文言を削除。その上で、条例の対象を定義する第7条に追加するものを以下のように定義した。

漫画、アニメーションその他の画像(実写を除く)で、刑罰法規に触れるもしくは性交類似行為または婚姻を禁止されている近親者間における性交もしくは性交類似行為を、不当に賛美しまたは誇張するように、描写しまたは表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/22/news081.html

これって、より大きい網を掛けて来たって事でしょう?

『18歳未満の行為』→『全年齢の行為』

そして、ここでも規制対象は『漫画』と『アニメ』。
有害図書条例自体は図書類全般が対象なのに
何でこの改定案に限っては『漫画』と『アニメ』だけが規制対象なんでしょうかね?
やはり、『小説』を規制対象にすると石原都知事の書いた小説が規制対象になるからなんですか?
都の「小説は大人の読み物で、漫画は子どもの読み物だから、小説は規制しなくて良いんです」なんて抗弁に対しては
「小説が大人の読み物だったら小説を有害図書指定しても、誰も困りませんよね?」と何故誰も言わないのでしょうか?

しかも、『実写』が規制対象外って・・・
石原都知事の弟が、都知事著作の有害な『児童ポルノ小説』を原作とした映画に主演しているから
ソフトが有害指定されそうだから予防線張ったんでしょうか。

なんともはや、保身にだけは長けた方たちですね。

何故、あえて『全ての図書類』ではなく『漫画・アニメ』のみに対する規制なのか?
この点に対する糾弾を行うべきです!

Posted by: 木内 | November 22, 2010 at 07:57 PM

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