表現規制反対と衆議院総選挙の結果
つらい結果です。味方になってくれていた衆議院議員さんの半分近くが、議席を失いました。
しかし、選挙は水ものです。良くない結果になることも当然にあります。
表現の自由を守る戦いに終わりはありません。選挙で常に好ましい結果が出るとは限らない以上、脱力し、白旗を上げる訳にはいけません。
少しずつではありますが、表現規制反対派の地盤は強化されつつあります。今回の選挙の結果を見ても、これまでの活動の成果が無になった訳ではありません。
2005年の郵政選挙の時よりは、遥かにマシです。
2005年のときよりは、それでも、味方してくれる議員さんは、人数にして倍以上当選しているからです。
この7年間に、味方をしてくれる議員さんの母数がかなり増えていました。国政の場において、表現の自由への理解度と関心は高まりつつあります。
議員さんの人数が、増えただけではなく、所属する政党もバラエティに富んでいます。リベラルからド保守まで多様です。このことは、表現の自由の問題が普遍性のあるテーマであることを示しています。
「自分が不快に思う、あるいは、嫌いな表現」を守らない限り、「自分の好きな表現」も守れないのです。
このことは、頭では分かっていても、肌感覚では分かっていない人が多いです。
が、若い年齢層ほど、このことはよく分かっています。理解のある議員さんも若い方が多いです。
参議院にも味方の議員さんは沢山います。
時は、我らの味方です。とりあえず、一分一秒でも長く、踏ん張り、規制の動きを押し止めることが重要です。
そのためには、気を取り直して、これまでどおりのロビイング、情報の発信、来年の参議院選挙で改選を迎える議員さん達への支援、そして、次回の総選挙において、雪辱戦に挑む前議員さん達への支援を地道に続けるしかないのです。