【ゲームラボ】斎藤環×山口貴士 特別対談【宣伝】
久しぶりに対談をしました。
明けまして、おめでとうございます。
洋書は、AMAZONなどでも買えますが、書棚を眺めながら、書店の中を歩くのもいいものです。
実は、学生時代、約6年間程アルバイトしていました。
<出版社/著者からの内容紹介>
「『丸山眞男』をひっぱたきたい----31歳、フリーター。希望は、戦争。」
赤木智弘の衝撃的な論考が、月刊誌「論座」2007月1月号に掲載された。
フリーターである自分が、なぜ戦争に希望を見いだすにいたったのか。
それは、俗流若者論を通して、社会全体がすべてを「若者がおかしいから悪いのだ」というイメージで了解していること。
バブル崩壊後に何の責任もとらず、正社員として安定した生活を送ってきた「おとな」たち。彼らが、一部の世代を見殺しにしている現状から、必死に目を背け続けていること。
見殺しにされている団塊ジュニア世代の自分が、人間としての尊厳を得るためには、まず国民全体に「見殺しの罪」を直視させなければならない。
赤木は、若者を見殺しにするこの国の現状を、右派も左派も含めたかたちで、徹底的に批判する。そして、彼に説教をする知識人に対して、こう訴える。
説教するなら、職をくれ!
ひっそりと「声を押し殺して生きる若者」たち。その当事者のひとりが声をあげた。
その声が、行き詰まる若者の姿を、私たちの目に見えるようにした功績は大きい。
「論座」に掲載されたふたつの論文のほかは、すべて書き下ろしで構成。
赤木智弘。32歳、フリーター。希望は、戦争。
衝撃のデビュー作。
<内容紹介>
昭和2年、小学校で9歳の女の子が同級生殺害
昭和14年、14歳が幼女2人を殺してから死体レイプ
昭和17年、18歳が9人連続殺人
親殺し、祖父母殺しも続発!
現代より遥かに凶悪で不可解な心の闇を抱える、
恐るべき子どもたちの犯罪目録!
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?
発掘された膨大な実証データによって
戦前の道徳崩壊の凄まじさがいま明らかにされる!
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに
妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!
著者について
ウェブサイト〈少年犯罪データベース〉主宰者。戦前、戦後の少年犯罪の事件データを網羅している。
国立国会図書館にこもって古い新聞と雑誌をひたすら読み続ける日々を送っている。
<目次>
1、戦前は小学生が人を殺す時代
2、戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3、戦前は親殺しの時代
4、戦前は老人殺しの時代
5、戦前は主殺しの時代
6、戦前はいじめの時代
7、戦前は桃色交遊の時代
8、戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9、戦前は体罰禁止の時代
10、戦前は教師を殴る時代
11、戦前はニートの時代
12、戦前は女学生最強の時代
13、戦前はキレやすい少年の時代
14、戦前は心中ブームの時代
15、戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16、戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代
著者のホームページ⇒少年犯罪データベース
悪徳商法?マニアックスの管理人である吉本敏洋ことBeyond氏の新著です。
(購入するには)
九天社のページから⇒グーグル八分とは何か
アマゾンから⇒グーグル八分とは何か
<目次>
第1章 グーグルの歴史とグーグル八分
1.がんばれグーグル、お前がナンバーワンだ!
グーグルの登場と躍進/グーグルが握る「生殺与奪」の権
2.「悪徳商法?マニアックス」のグーグル八分
悪徳商法?マニアックスとは/ウェディング問題の勃発/
グーグルとのメールでグーグル八分が発覚/ウェディング問題その後
3.グーグルが語る「グーグル八分」
中国政府の検閲にも協力/そのときグーグルは動いた/グーグル八分の告知
4.グーグル八分の種類
グーグル八分の見分け方/全世界グーグル八分/グーグルは間違えない/
グーグル八分は、どこまでがグーグル八分か
第2章 グロービートジャパンに関するグーグル八分
1.グロービートジャパンとは
人気ラーメンチェーン「ラーメン花月」の運営会社/
ネットで有名なカルト宗教団体「日本平和神軍」とは/
「イオンド大学」の学位商法/グロービートジャパンは平和神軍グループの一つ/
ネットで変わる企業と社会の関係/告発サイトを名誉毀損容疑で告訴
2.なぜ裁判になったのか - 名誉毀損の現状
グロービートジャパンと黒須英治氏の関係性/名誉毀損訴訟は現代の魔女裁判/
名誉毀損とは/他にもある名誉毀損訴訟の問題点/日本初の刑事裁判/
平和神軍の暴力性/検察は、平和神軍の表の顔に協力/
そして、グーグルも平和神軍に加担
第3章 様々なグーグル八分
大東建託の実態を内部告発してグーグル八分/
契約トラブルを公開したサイトもグーグル八分/告発サイトの歴史
2.アラキ工務店に関するグーグル八分
リフォーム工事の実態がグーグル八分に/ロングテールなんて、嘘っぱち
3.総資産五十億ドルの男のクビを取ったフリーライターもグーグル八分
フリーライター「山岡俊介」/山岡さんのブログ中五つがグーグル八分
4.迷惑メール対策ページがグーグル八分
「迷惑メール(スパム)撲滅私的調査会」の場合
5.IT関係の出版社「アスキー」に関するグーグル八分
アスキーの「毒男」騒動/「毒男祭り」関連スレがグーグル八分に
6.ガルエージェンシー/探偵ファイルに関するグーグル八分
設立者不明の探偵事業/探偵学校講師の犯罪行為/
質問には答えず、質問状はグーグル八分
7.朝日新聞が行ったグーグル八分
朝日新聞社への質問/著作権と表現の自由
8.東京都議会選挙に関するグーグル八分
第4章 グーグル八分と表現の自由
1.「表現の自由」の旗手、山口貴士弁護士に聞く「グーグル八分の問題点」
表現の自由は民主主義の大前提/国家による検閲とグーグルによる検閲/
営業の自由と社会的相当性/グーグルはコンプライアンス失格企業/
問題は現実を見て考えるべき/お互いの主張の中で解決していく道が必要
2.「グーグルは圧力に対抗する気概を持て」図書館の歴史に学ぶ、規制との闘い方
「恥の文化」の保存も図書館の使命/反省と批判によって自由は守られている/
圧力や自主規制と闘うために
第5章 グーグルは何を目指すのか
1.グーグルが決めるネットの秩序
グーグルの守る秩序というもの/グーグルの発見した民主主義/
独裁者は「いい人」の顔をしてやってくる/グーグル八分議論の必要性/
本当は怖いグーグル八分/そして、誰もグーグルには逆らえない/
最後に、パンドラの箱に残るもの
付録 グーグル八分に関するQ&A
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えーと、第4章のところは、山口なりの表現の自由論(という程の大層なものではありませんが)の、それなりのまとめ、到達点になっています。
漫談調で、徒然なるままに語ったことをここまで整理してまとめた、Beyond氏に敬服します。
読みました。弁護士の観点から見ても非常に面白い本です。傍聴席の視点からの忌憚の無い意見が書いてあるので、仕事の上でも、参考になる本ですが、実際に、霞っ子クラブ が傍聴席に来ていると非常に緊張しします。今日、国選の刑事事件があったのですが、傍聴席を見ると、霞っ子クラブ が傍聴席に来ていました・・・。当事者に緊張感を与えるのは、司法制度全体にとっては、いいことなんでしょうけどね。
ただ、霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記はいい本なんですが、弁護人に対し、厳しすぎるのではないかと思います。
勝ち目のある事件しか起訴しない検察官に対し、弁護人は、被告人の利益を守るためには、こじつけに近い主張をしなくてはならないときもあるし、見るからに信用できない言い訳に付き合うしかないこともある訳です。しかも、刑事事件は、例え私選でも赤字のことが殆んどですし、国選弁護人の場合には、最初から採算は度外視で、持ち出し覚悟で弁護を引き受けているのが実情です。
出版元が新潮社ではしょうがないのかもしれませんが、刑事弁護人の仕事と立場に対する理解を持って欲しいなあ、とは思いました。
著者は、北海道大学の先生で、私も、JSCPR(日本脱カルト協会)や全国霊感商法対策弁護士連絡会の活動でお世話になっている人です。
筆者は、「カルト」問題について、人権を重視する社会においては、これを規制によりコントロールすることが困難であるという前提に立ちつつ、社会における「リスク」の問題として捉え、個々人の対応能力を高めることの重要性を強調していますが、これは、カルトだけではなく、表現規制、有害情報規制など、人権を重視する社会ならではこそ生じる問題を考える際にも役立つ視点です。
いわゆる「カルト」、「宗教被害」の問題について、「教義」の問題を離れて、社会全体に対するリスクの問題として、「読みやすさ」かつ「学問的な正確さ」を両立させている稀有な本だと思います。
私が主任弁護人として、関与している松文館裁判の控訴審についての本が出版されましたので、ご紹介させて頂きます。
「発禁処分 『わいせつコミック』裁判・高裁編」 長岡義幸 著 道出版
現在の性表現の自由と規制の問題点について非常にわかりやすく説明してある本です。
特に、巻頭のちばてつや先生の表現の自由の重要性を訴えるマンガ、ちばてつや先生のインタビューは必見です。
皆様、よろしくお願いいたします。
スクウェアエニックス社が、昨年12月24日付で、「ドラゴンクエスト」という言葉を書籍で使用することが商標権侵害、不正競争行為に該当すると主張し、鉄人社が発行する「ドラゴンクエストⅧ完全攻略データ集」について東京地裁に対し、出版禁止の仮処分を申し立てたという事件があったことをご存知の方も多いと思う。
昨年末から、私も問題の書籍を何軒かの書店で探しては見たが、店頭には見当たらなかった。ひょっとして、早くも差し止めの決定が出てしまったのではないかと懸念していた。
懸念の理由は、スクウェアエニックス社の主張があまりにも横暴としかいい様がないものだったからだ。スクウェアエニックスの主張の問題点については、紀藤正樹弁護士のブログ、小倉秀夫弁護士の見解、鉄人社の声明に詳しく書かれていますが、山口も両名の見解に全面的に賛成します。
ところが、今日、たまたま、書店に行ったら、何と「ドラゴンクエストⅧ完全攻略データ集」山積みになっているではないか!本が店頭に並んでいないのは、単に「売り切れた」ためであったようです。
よかった~。
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